flower-of-days

本のことなど

ブックマークとの付き合い

ブックマークが、ほぼ無限にある。


私はほとんどスマホ依存と言えるのではないかと、自覚し始めたのはほんの最近。

アディクションに関するネットの記事を読んでいたところ、そこにネット依存についても書かれていた。んん?と思った。何かが引っかかった。私は、仕事中はスマホを持たないが、仕事を終えればほとんどスマホを手放さない。ずっと、ネットの記事やブログやTwitterを見ている。トイレも、風呂も、良くないことだが歩きながらも、料理中も、化粧中も、テレビを見ながら、音楽を聴きながら。

そこに、とくに大事なものがあるわけではない。目的を持ってスマホを見るわけではない。むしろ、何か追い立てられるような焦りによって手に取らざるを得ない。

自覚してから、これは意味がないし、減らした方がいいなとは思っていた。そこでブックマークの話。私のスマホにはブックマークが無限にある、正確に言えば無限ではないけど、自分が追いきれないし存在も忘れているサイトがあるという意味でほとんど無限。

ブックマークを一つずつ確かめて、不要なサイトは消す作業をぽちぽちとやりながら、これには膨大な時間がかかると思う。でも一気に消してしまうことはできない。ふと、私は何かを選んでいる、という感覚が湧き上がる。これまでブックマークに入れるとき、興味が湧いて再読の可能性があれば何でもかんでも突っ込んでいた。そこは私の無意識の壺だった。これからは、選んでいこう。この世界に美しいもの、肯定すべきもの、愛したいものはいくらでもあるけれど、時間や私が占める空間は限りがある。ほんとうに欲しいものだけを選んで手にすることが、主体的に選び抜いて生きることにつながるのではないか。

インターネットにいると、そのことを忘れてしまう。なんといっても、ブックマークするスペースはほとんど無限にあるからね。